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まだチェコに行っていないビールフリークたちへ

まだチェコに行っていないビールフリークたちへ

2020.01.25 By Kei コト

タイトルの通り、まずはビールフリークたちに聞きたいことがある。「チェコには行ったか?」 行っていないんだとしたら、それは大損をしていると言っても過言ではない。とにかく早く行ってみて欲しい。今回の記事では、僕が心奪われたチェコでのビール体験について語りたいと思う。

チェコで最高のビール体験を

もうこの記事を読み始めているあなたはおそらくビール好きだろう。

本当はどうか知らないが、そう仮定する。

なので、基本的にはビールの話ばかりしていくことにする。

もう既に行ったし、最高のビール体験をした方はこの記事を読まなくもいいかも。

一方で、まだチェコに行ったことのないビール好きは絶対に読んで欲しい。

突然だが、僕の好きなビールは、エステル香強めの濃厚な ヴァイツェン 。 一番よく飲むビールは、 一番搾り

皆さんもそれぞれ好きなビールがあるだろう。

ドイツのラガーが好きな人や、イングランドのペールエールが好きな人、東南アジアの水のように飲めるビールが好きな人。

しかし、僕はとにかくチェコビールをまずお勧めしたい!

今回は、より多くの人が一生に一度はチェコでビールを楽しんで欲しいと思い、この記事を書くに至った。

世界で1番ビールを飲む国

ビールと言われると、まずパッと思い浮かぶのがドイツだろう。

しかし、1人当たりのビール消費量/年で見ると、ドイツは3位に位置する。

では、どこが1位なのだろうか?

ここにキリンビール大学が出している、各国のビール消費量に関するレポートがある。

「キリンビール大学」レポート 2018年 世界主要国のビール消費量

実は、世界で最もビールを消費する国は、ドイツのお隣の チェコ なのだ。

1人のチェコ人が飲むビールの量は、なんと 大瓶300本分 にもおよぶ。

これは単純計算で、チェコ人1人あたり、日本人の約5倍近くのビールを消費しているということになる。(ちなみに日本は52位)

世界1ビールを飲む国であるチェコだが、なにも凄いのは量だけはない。

あの「バドワイザー」はチェコ出身

ビールのブランドと言ったら、麦汁を贅沢に使った一番搾りや、お刺身と合うように作られた日本のビール、スーパードライなどが思い浮かぶだろう。

海外のビールで馴染み深いのは、サッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグのCMの印象が強い、ハイネケン。

そして、アメリカと言ったら、やっぱり Budweiser だろうか。

このBudweiserという名前は、ブドヴァイスというビールで有名な土地名が由来となっている。

実は、チェコでは「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」というブランドのビールが存在する。

beer budweiser

ブドヴァイゼル・ブドヴァルは、アメリカのBudweiserのようなライトな飲み口ではなく、ホップの芳醇な香りと飲みごたえたっぷりのコクがあるビールだ。

ただ苦いだけではなく、トロッとした甘さもあり、チェコ滞在中は毎日スーパーで購入するだけでは飽き足らず、カフェでも飲んでしまっていたほどだ(笑)

衝撃の注ぎ方「オールフォーム」

さすが、ビールの国である。

街中のどんなお店でも必ずビールタップがある。

朝のカフェで、BLT食べながら。 スーツ姿でランチをしながら。 ビールバーの帰りに家で。

チェコの人々は、まさに水のようにビールを飲む。

日本で平日の昼間にビールを飲んでいると罪悪感を抱くことがあるが、チェコでは朝からでも気兼ねなく飲むことができた。

そんな中で、

あっ!

と言わされた瞬間があった。

それがこのビール。

yang beer

液体よりも が多い!

一般的には、液体と泡の比率は7:3で、アイリッシュパブとかに行くと、それが9:1だったりする。

僕は今まで泡の方が多いビールというのは、想像すらしたことがなかった。

泡だらけのビールなんて、もはやビールじゃないと思う方もいるだろう。

しかし、この泡はとにかく濃厚で 旨い

普通のビールの泡と比べると泡が細かく濃密に詰まっている。

口に含んでも弾けてしまわず、喉を トロッとしたクリーミなビール が通っていくのだ。

この、注ぎ方を友人のYangと店員さんが説明してくれた。

All Form」と注文すると頼めるらしい。

厳密には写真のビールは全てが泡になっていないのだが、これは彼ら曰く「ミス」だそうだ。

どうやらしっかりとAll Formで注ぐには、相当な技術が必要らしい。

僕が足を運んだ際は、お店でNo1.の注ぎ手がお休みということで別の方がやってくれた。

僕としては、真新しかったし旨かったので大満足だった。

注ぎ方には当然驚いたが、もっと驚いたのはスタッフの対応。

なんと、深く頭を下げ謝ってくるのだ。

「オーダー通り注げなくてすいません」と。

彼らのプロ意識の高さに、僕は驚きを通り越してもはや感動の念すら抱いてしまった。

このお店は別格かもしれないが、チェコではどこのお店でも、そこで働くスタッフの ビールに対する真摯さ をひしひしと感じることができる。

繰り返しになるが、もしあなたがビール好きを名乗るのであれば、チェコを訪れないという選択肢はない。

また、Yang曰く先ほどの「オールフォーム」という注ぎ方をはじめ、ビールの注ぎ方だけでなんと 40種類以上 あるらしい...。

チェコを訪れた方には、お気に入りの注ぎ方、場所を見つけて五感をフルに使って楽しんでいただきたいと思う。

yang kei beer

このような最高のビール体験をさせてくれたYang。

彼の自宅を訪れたとき、自家製のアップルサイダーやビール、ビールの原料が棚一杯に保管されてるのを目の当たりにした。

その辺りの話も含めて、彼についてはまた後ほど書きたいと思う。